6 リファクタリングの際に注意すべきこと
リファクタリングするにあたって始めにすべきことは、既存のコードベースと、そのコードに対して書かれたテストコードの洗い直しです。
すべてをゼロから書き直したい衝動にかられることもありますが、その誘惑に打ち克たなければなりません。 既存のコードをできる限り活かすべきです。
いかに醜悪なコードであっても、そのコードはテストやレビューを通っているものなのです。
仮にコードを新たにゼロから書き直したとすると、同じようなことをまた繰り返すことになりますし、既存のコードでは発見 / 修正できたバグを、今度は見逃してしまうかもしれません。これでは時間と労力の無駄だし、過去の作業で得た知識も無駄になってしまいます。
一度に大幅な変更を加えるよりも、少しずつの変更(インクリメンタルな変更)を数多くするべきです。